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自遊人 思いを書き綴る

枠にはまって生きるより自由に発信する生き方がいいね

論争

「論争がしばしば無意味で不毛なのは、論争者がただもっともらしいレトリックで自己の嗜好を相互にぶつけ合っているからである」(「自己内対話」)
一色に染まらないために、可能性をかけたのが他者を理解することだ。
それは、表面的な「理解したつもりになること」や、安易な「尊重」、あるいは自身の優位性を誇示するために、議論することではない。
「俺はコーヒーがすきだという主張と俺は紅茶がすきだという主張との間にはコーヒーと紅茶の優劣についてのディスカッションが成立する余地はない」
「論争がしばしば無意味で不毛なのは、論争者がただもっともらしいレトリックで自己の嗜好を相互にぶつけ合っているからである」(「自己内対話」)
今でも、コーヒー好きと紅茶好きの論争が日々どこかで起きていることを、私たちは知っている。他者を理解するためではなく、自分がいかに優位にたっているか。
それを証明したいがために起きていることも。
知性の機能を「他者をその他在において理解すること」(「人間と政治」)、つまり他者を内側から理解すること、と言っていた。

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