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自遊人 思いを書き綴る

枠にはまって生きるより自由に発信する生き方がいいね

国民の意識 / 冷泉彰彦 (作家・ジャーナリスト)

日本の現在の社会状況の中では、経済・財政問題について一人ひとりが真剣な「選択の当事者」になることに「3つの大きな障害」があるからだと思います。
1つ目は、どん日本の現在の社会状況の中では、経済・財政問題について一人ひとりが真剣な「選択の当事者」になることに「3つの大きな障害」があるからだと思います。
1つ目は、どんなに辛さや不安を抱えていても、雇用や生活水準の問題は、全て個人の個別の問題に収束してしまう、そのような構造や心理が強く存在するということです。なに辛さや不安を抱えていても、雇用や生活水準の問題は、全て個人の個別の問題に収束してしまう、そのような構造や心理が強く存在するということです。

例えば、多くの勤労者は終身雇用契約を得て企業もしくは官公庁という組織に属しています。ということは、自身の将来にわたる生活水準の安定を考えた時には、その組織内での自身の成功によって変動する幅の方が、社会全体の動向が与える変化より大きいわけです。
今回の英国のEU離脱問題を受けて、自分の将来の年収を心配する会社員は少ない一方で、「これで就職氷河期が来るのでは?」という就活生の不安が多く聞こえてきました。これは要するに組織に属すること、属した組織内で成功することが世界経済の変動よりも優先されてしまうことを示しています。

日本の「選択」はどうして「困難」なのか?(冷泉彰彦)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか



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